JORM 日本オンコサーミア研究会


患者さまへ

富山大学附属病院での治療方法について説明します。
当院では自由診療を実施しています。対象となる患部の体表からEHY2000(Oncotherm社)を用いた温熱療法(オンコサーミア)を施行しています。この機器はすでに海外では臨床使用されていますが、国内では未承認機器です。実施は国外で臨床使用されている基準に沿って行います。基本出力設定は最高140W程度とし、1回の治療時間は60分となります。1週間に1~3回を行い、8回を1クールと考え、効果が見込める場合は繰り返し行います。毎回低い出力から徐々に上げていく方法なので、安全に実施することができます。また治療中は、医師の指導のもとコーディネータが就いておりますので、不安なく治療を受けることができます。治療は外来通院を原則としますが、完全予約制ですので、不要な待ち時間はありません。

腫瘍温熱治療室は附属病院1階にあります。

治療効果についての海外での報告例では、様々な腫瘍に対して有効例があります。しかし、一般的な傾向としては肉腫よりも癌腫の方が高い効果があるようです。富山大学附属病院の実施例では、特に乳癌に対する効果が認められており、皮膚への浸潤例なども含めかなり進行した症例にも効果が出ています。なお治療においては化学療法や放射線療法との組み合わせで実施することもあります。まだ症例数が十分ではありませんので、確実なことを述べることはできませんが、該当する患者さまにおかれましては医師とよく相談の上、治療に御参加頂けることを願っております。